一眼レフを始めるときの最初の一本としておすすめするレンズはこれだ。

最初のレンズはどれを選べばいいのか

私は一眼レフを初めて購入してから3年以上が経つ。今であれば「この場面であればこのレンズを使って撮りたいな」なんてことを思ってレンズを選ぶことができるが、最初は種類が多すぎるし、それぞれのレンズで何が違うのかもよく分からなかった。

今日は、「これまでスマホやコンデジで撮ってきたが、ランクアップしてニコンの一眼レフを買いたい」という人向けに、最初の一本としておすすめしたいレンズを4本紹介したい。

なお、今回紹介するのはいずれもエントリー機(D3000番台)からミドル機(D7000番台)に搭載されているAPS-Cセンサーサイズ用のレンズだ。いきなり高額なフルサイズ機(D750やD810など)を購入する人は少ないと思うが、これらの機種には今回紹介するレンズは基本的に使用できないので、注意して欲しい。

ボケた写真を撮りたいなら単焦点レンズを選ぼう

一眼レフで撮った写真と聞いてイメージする写真はどんな写真だろう。遠くのものを大きくズームした写真だろうか、広大な景色を目で見える以上に収めた写真だろうか。私の場合は、背景がボケた写真だった。そんな写真を撮るなら「単焦点レンズ」を選ぼう。自分の腕が一気に上がったように感じられることは間違いない。

単焦点レンズはズームが出来ないレンズのことで、その不便さと引き換えに、優れた画質とレンズが非常に明るいことが特徴のレンズだ。

背景がボケるかどうかは「被写体との距離」「焦点距離」「F値」の三つの要素によって決まる。単焦点レンズではその中のF値をグッと小さく(明るく)抑えることが出来るので、ボケた写真を撮りやすいのだ。

ここではオススメの二本のレンズを紹介しよう。

SIGMA 30mm F1.4 DC HSM

私が一眼レフを始めたときに最初に手にしたレンズがこの「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」というレンズだ。

35mm換算で45mmの画角の単焦点レンズ。いわゆる標準画角と呼ばれる画角であるため、ほとんどの場面で活躍できる優秀なレンズだ。

F値が1.4と非常に明るいので、室内であってもISO感度を抑えて、ノイズの少ない高画質の写真を撮影することが出来る。実売価格が4万円を切るレンズでF1.4を使えるというのは大きなアドバンテージだろう。

またシグマらしい解像感が高いクリアな写真を得られるレンズで、少しトリミング(切り取り)をしたぐらいであれば、画質の低下を感じることは少ないはずだ。

マットな仕上がりの高級感のあるデザインであり、435gという重量も所有欲を十分に満たしてくれる。撮っていて楽しいというのは大事なポイントだ。

作例

このレンズについては私が過去に所持していたことがあるので、作例を紹介しておく。参考になれば幸いだ。

風になびく涼し気な風鈴。

テーブルフォトもこのくらいまでなら寄って撮ることができる。

室内でも使い勝手の良い画角だ。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

ニコン純正の安心感を求めるならばこちらの「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」がオススメ。重量が先述のシグマのレンズの半分以下である200gだけというのも嬉しい。

35mm換算で52.5mmであるため慣れるまではやや窮屈な画角であるかもしれないが、テーブルフォト以外で困る場面はないだろう。

F値は先ほどのシグマのレンズより半段暗い1.8だ。それでもキットレンズのズームレンズよりはずっと明るいので、その優位性を体感することも多いはずだ。

旅行がメインなら標準ズームがオススメ

旅行をするならば、目の前に広がる綺麗な景色をそのままに記録したいと思うはずだ。それならば広角域をカバーしつつズームもできる、標準ズームレンズがオススメだ。

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

D3400やD5600のレンズキットに付属する「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」は、旅行にはピッタリのレンズだ。重量が205gと非常に軽量で、移動が多い旅行であっても身体への負担を減らすことができる。

また画角は35mm換算で広角端が27mm、望遠端が82.5mmとなる。景色を撮ってよし、ポートレートを撮ってよしの使い勝手の良い画角だ。

ズームレンズは単焦点レンズと比べて、構造的にF値が暗くならざるを得ないところがあり、それはこのレンズにおいてもそうだ。しかしながら、強力な手ぶれ補正機能(VR)が付いているので、そのF値の暗さは大きなデメリットと捉える必要はない。この手ぶれ補正を利用してシャッタースピードを遅くし、画質を優先させるためにISO感度を抑えればいいのだ。もちろん被写体が激しく動くことによって発生するブレは避けられないが、そのような場面に遭遇することは稀であろうから、心配無用である。

SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

旅行で綺麗な風景も撮りたいし、せっかく一眼レフを買ったし背景がボケた写真も撮りたい。そんな欲張りなあなたにはこちらの「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」はどうだろうか。

先述の純正レンズとの一番大きな違いはF値の明るさ。「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」では望遠端でF5.6まで暗くなってしまうが、この「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」はどの画角であってもF2.8という明るさを使うことができる。これだけ明るいレンズであれば、背景がボケた雰囲気のある写真を簡単に撮ることができるだろう。

しかしながら、キットレンズと比べると大分値段が上がってしまうのも事実だ。また重量も565gとそれなりに重い。このあたりのバランスは人によって感覚が異なるところではあるだろう。

ちなみに私であればこの程度の重量差であるならば、F2.8の明るさを取って、この「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」を選ぶ。表現の幅が広がるのは写真を撮る楽しみに繋がるからだ。

自分の撮影スタイルに合ったレンズを選ぼう!

一眼レフというのは「何を撮りたいか」によって使うレンズが全く変わってしまうものだ。まずはこれらのレンズを使ってみて、何が足りないのかを理解してから2本目、3本目のレンズを購入すると良いだろう。

この記事があなたの一眼レフライフのスタートの参考となれば幸いだ。

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