アニソンをハイクオリティの合唱で表現する最高にカッコイイ合唱団「Chor Gnosina」

合唱と聞いて皆さんはどんなイメージを抱くだろうか。中学校のときの合唱コンクールを頭に思い描いて「どこか内向的な、そしてダサい」というようなイメージを抱く方も多いのではないだろうか。そんな合唱のイメージを覆すような最高にカッコイイ合唱団がある。「Chor Gnosina(コール・グノーシナ)」である。

Chor Gnosina|コール・グノーシナ
http://chorusnews.net/gnosina/

Chor Gnosinaとは?

アニメソングを中心とし、ゲーム音楽や声優曲などオタク文化と親和性の高い音楽を専門に高いレベルでの合唱演奏を目指す合唱団です。
指揮に三好草平氏を迎え、メンバーの歌いたいアニソンを中心とした界隈系音楽をプロの合唱作曲家の編曲で歌うことをコンセプトに活動しています。

私は大学生のときに合唱部に入り、社会人になった今でも続けている。当たり前ではあるが、一般に合唱団は合唱で歌うために作曲された「合唱曲」を歌うことが多い。次々と変化する和声、パートごとの掛け合い、感動的な展開。素晴らしい作品であり、歌い手としても挑みがいのあるものだ。

しかし、聞き手の目線に立ったときにはどうだろうか。普段から合唱に深い関心がある方は楽しんで聴けるかもしれないが、普段ポップスを中心に聞いているいわうる一般の方々からすれば眠くなってしまうものではないだろうか。実際、合唱をやっている私自身も退屈であくびが出てしまうことが多いくらいだ。きっとその退屈さは相当なものだろう。知人等をコンサートに招待するときに少し心のどこかで気後れしてしまうのは、このことが大きいかもしれない。

そんな退屈な合唱を、最高にカッコよく、そして楽しく聴かせてくれるのがこの「Chor Gnosina」という合唱団である。百聞は一見に如かず。早速その演奏を紹介しよう。

演奏動画

Preserved Roses / 革命デュアリズム

T.M.Revolutionの西川貴教さんと声優・歌手の水樹奈々さんのコラボで有名になった、アニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』の二曲の演奏だ。

原曲のクールな雰囲気をそのままに見事に合唱として表現している秀逸な編曲。黒のローブで登場し「一体何が始まるんだ?」と観客の興味を沸かせ、『革命デュアリズム』に移る直前に脱ぎ捨て、赤と黒を基調にしたスタイリッシュな衣装を披露し盛り上げる。

こんなにカッコイイ合唱を見たことがあるだろうか。私はこの動画を見ただけで「Chor Gnosina」に惚れ込んでしまった。

コネクト

アニメ『魔法少女まどかマギカ』の主題歌である『コネクト』のアカペラによる演奏だ。

ポップスは構成が比較的単純で(Aメロ、Bメロ、サビの構成など)とても聴きやすい。そのため原曲をそのまま編曲した合唱譜というのはどうしても単調で面白みのないものになってしまっているものが多い。だが、この演奏では同じメロディーであっても曲の雰囲気が次々と切り替わり、まるでひとつのアニメ作品を見ているような感覚になる。

これは編曲の力が大きいのだが、その編曲の意図を表現できる歌い手もしっかり評価するべきだろう。自ら『高いレベルでの合唱演奏を目指す』と言っているだけあって流石のハイクオリティである。

これからの一層の活躍を期待したい!

サブカルチャーの曲を歌う合唱団はいくつか聞いたことがあるが、ここまで全体のレベルが高い合唱団は他にはない。こんな合唱団がある東京圏の皆さんが非常に羨ましい。(関西にこう言った合唱団が出来たら是非とも入団したい!)

興味が湧いたらYouTubeでアップロードされている他の演奏も聴いてみて欲しい。気付いたらファンになってしまうこと請け合いだ。

グノーシナの皆さんには、これからも素敵な演奏を届け続けて欲しいと思う。